うぎゃ～さんへ あくまでアレンジ絵（二次創作絵）なので服に飾りのポッチが付いていても何らおかしくないのです。

陰影やハイライトを付け終わったら完成です。 今回はこの絵を描くのに要したすべての過程を順番に書きましたが、途中の項目はいくつか省略可能なので描き慣れている人やもっとラフな絵ならばこれよりずっと簡単に描けます。 初心者であれば「簡単に使える」、慣れた人ならば「快適に使える」という初心者にも中上級者にもお勧めの「SIMPLE PAINT for 3DS」をぜひ一度試してみてください。 現時点のバージョンでは予定している機能の一部しか実装はできていませんが、残りの機能が実装されればさらに使いやすくなると思います。

また、明暗差があまり無い色を選択した場合には陰影がはっきりせず塗りにくいという場合もあるでしょう。 そういう場合はこんな感じで区別がしやすい全く別の色で塗って「色変え」をすると良いです。 一度塗った色を塗った後で簡単に変えられるこのツールでは「塗りにくい」と感じた場合にこういう方法もあるというのを知っておくと良いです。 他のツールだと別の色にしたいという場合にはすべての箇所を塗り直す必要があります。

続いて、下塗りに陰影やハイライトを付けていきます。 陰影は下塗りよりも暗い色を付けていけば良いのですが、色選びというのはなかなか難しいです。 標準のパレットの中にある暗い色を使おうにも極端に明暗差があって使いにくい場合もあるでしょう。 そういう場合はグラデーションパレットが便利です。（パレットチェンジから選択） グラデーションパレットは現在の描画色と1つ前の選択色の間の色を自動生成してくれます。（4段階と32段階の2つを用意） これによって、少し暗い色を簡単に作れます。

線画を保護したらこの線画を塗りましょう。 大きな閉じた領域はバケツで一気に塗ることが可能です。 そうでない部分はペンで塗っていきます。 ペンは太い線から細い線までワンタッチで変えれるため「太さを変えながら塗る」というのが非常に快適にできます。 配色は原作準拠でも良いのですが、二次創作ということでそれに拘る必要はありません。 自分がこんな色にしたいなという色で良いのです。 というわけで、大ざっぱな塗り（下塗り）はできました。 ちなみにバケツモードの色変え（スポイト塗りつぶし）を使えば「塗った後で別の色に変える」というのがワンタッチでできるので超楽チンです。 着せ替えツールを使っている感覚で簡単に塗りを変えられます。

線画が出来たら塗り始めても良いのですが、普通に塗ったり消しゴムを使ったらせっかく描いた線画が消えてしまいます。 そこで、色保護をします。 描画色を長タッチして線画の色を保護しましょう。 解除は同じ色を長タッチです。 保護も解除もワンタッチなので超楽チンです。 線画の保護はバケツモード以外であればどのタイミングでもできます。 K2KPaintやPics Limitedの定着とは異なり、色で判断しているため塗っている途中であっても線画のみ保護することが可能です。 もちろん、線画に限らず保護したい色をワンタッチで設定できます。

線画に複数の色を使った場合は後述の「色変え（スポイト塗りつぶし）」を使って線画の色を1つにまとめておきましょう。 ラフと同じく余分な下書きの線は「色消し（消しゴム塗りつぶし）」で一気に消せます。 これで線画ができました。

次にこの下書きの上からペン入れをしていきます。 ペン入れの色も下書きに使った色以外ならば自由です。 一発で上手く描けない場合はアンドゥで元に戻すのが普通ですが、描いた後で余分な部分を消す方が手早い場合があります。 しかし、複雑に入り組んでいる場所は消しゴムで消すとせっかく上手く描けた部分まで消える恐れがあります。 そういう場合はペン入れに複数の色を用いると良いです。 後述の色保護を使えば交差した場所でも元の線画を消すことなくその上から新しい線画を描くことが可能になります。 保護する色を随時変えていくとどんな複雑な場所もスムーズに描いていくことが可能になります。

ラフの上から下書きを描いた場合には上記のようにラフに使った線が残ってしまっています。 しかし、これはバケツモードで「色消し（消しゴム塗りつぶし）」を選べばラフに使った色だけを消すことができます。 これで、下書き線のみを残すことができました。

そのラフの上から下書きを描きます。 下書きに使う色はラフとは別の色にしましょう。 ペンの太さは0～1がオススメです。 下書き段階でつまづいて上手く描けないという人は目や髪や手など顔や身体のパーツの練習を少しずつしていくと良いです。 こういったアニメや漫画のようなデフォルメの大きな絵の場合はリアルなデッサンだけを練習してもなかなか上達はせず「デフォルメの方法」を身につける必要があります。 そのためには既存作品を模写したりしてデフォルメのパターンを覚えるのがベターです。 絵もプログラミングと同様で良いものはどんどん参考にして自分のオリジナル作品を作る際に使用しましょう。

まずは、自分が好きな色を選んでラフを描きましょう。 最初にどんなものを描くのかを大ざっぱに決めていきます。 ラフの描き方は自由です。 私は顔の向きが分かるように十字線を入れて関節の位置が分かるように○を描くというやり方をよく使用しています。 ペンの太さは0～1がオススメです。 ちなみに横の十字線は目の中央部分を通り、縦の十字線は鼻の付け根と口を通るため十字線を描けば顔のパーツを置く位置も粗方決まります。

星のカービィ64に出てくるアドレーヌちゃんを描きました。（大人アレンジの二次創作絵） 使ったツールは自作の「SIMPLE PAINT for 3DS （ver.0.5.5）」です。 コメントにはこの絵のメイキングを書いています。詳しい行程を書いているので初心者向けのアニメ塗り講座として読んでみてください。 このツールの具体的な使い方もこのトピックスを見れば分かります。 SIMPLE PAINT for 3DS https://miiverse.nintendo.net/posts/AYMHAAADAAB2V0fzO4k3_g

消しゴム機能は前フレームのタッチ座標と現在の座標をGLINEで#WHITEで塗っている感じですか？ それだと原理的には線が途切れることはないので別の要因がありそうです。 ちなみにタッチ時間が1フレームの場合（タッチした瞬間）はどのような処理になっていますか？

リクエスト絵ありがとうございます。 早速保存しました。 まったく、○○○は最高だぜ！

だにえるさんへ リクエスト（優勝商品）の「大人っぽいアドレーヌちゃん」をようやく描きました。 急に成長したので服がきつくなってしまったという感じの絵です。 ちなみにプロジェクトフォルダ「OCHA_ADELEINE」公開キー【 N3XPX4DD 】にはこの絵のGRP「ADELEINE」が含まれています。 なお、プロジェクトフォルダにはこの絵の線画「ADE_LINE」と下塗り段階の絵「ADE_DRAW」とこの絵の描くのに使った「SIMPLE PAINT for 3DS ver.0.5.5」を含んでいます。 このツールはアニメ塗りに特化したツールです。 線画を塗り絵として使ってもいいし、ツールの色変え機能を使って塗っている絵の色を変えて遊んだりしても良いでしょう。 この絵は自由に使って構いません。

「必要以上に可愛く描きます」 これって元ネタとなるキャラが可愛くないみたいな感じですね。

私は20年以上前からいろいろなメディアにおいて初心者向け講座を書いていますが、「初心者向け」と一言でいっても何をもって初心者向けとするかという明確なものはないと思います。 要するに「絶対的な初心者向け」というものはなく「自分が考える初心者向け」「多くの人が考えているであろう初心者向け」しかないと思います。 しかし、実際に不特定多数にアンケートでも採らない限りは多くの人が考えているものなんて分かりません。 というわけで、「自分が考える初心者向け」で正解だと思います。 その際にはこのやり方のどの辺が初心者向けなのかを理解しておくと良いと思います。 方法自体は無数にあるうちからその方法を選んだのだからそれなりの理由があるはずです。 それが、自分の中でしっかりしたものであれば「一例」とはいえ十分に納得できるものになると思います。

それがダメならばJS化したmohさんとか。

リクエスト 小林檎さんと神酒さんをJS化した絵をお願いします。

SPDEFを介さずにSPSETで直接定義までできてしまうからさらに複雑なんですよね。 私もプチコン3号に関して100％熟知しているとは言い難いのですが、それだからこそ分からない部分はいろいろ試してみて自分の中での理解を深めています。 その結果得られたものはプチコン3号入門講座等で記述しています。 私の場合は作品作りの時間よりそういった実験的な試行錯誤の時間の方が長いかもしれません。