・配列変数の定義と初期値の設定
通常の配列変数では、DIM 変数名[要素数]で定義するが、文字変数を配列として使う場合は、要素の数だけ文字を並べてセットする事で定義を行う。
'通常の数値配列はこのように定義するのに対し…
DIM A[5]
OK
'文字を5個並べて入れる事で、要素数5(初期値は0)の配列として定義する
A$=CHR$(0)*5
OK
空の文字("")を代入すると、添字の位置にある文字が削除され、その後ろの文字が詰められる。
A$="ABCDE"
OK
A$[2]=""
OK
?A$
ABDE ←先頭から2番目の文字"C"が削除され、"D"から後ろが詰められる
このように、文字変数ならばどの位置でも自由に挿入/削除が出来るという原理を応用して、指定した位置の値を挿入/削除する事が出来る、数値配列として使ってみようというコンセプト。
・原理
文字列リテラルに、配列変数のように添字を付けると、文字列の中の1文字(1要素)だけを取り出す事が出来る。
?"ABCDE"[0]
A ←先頭から0番目にある文字、"A"が表示される(5以上の添字を指定するとエラーとなる)
文字を入れてある変数に対しても同じ事が出来る。
A$="ABCDE"
OK
?A$[4]
E ←A$の中の先頭から4番目にある文字、"E"が表示される