多分、今の若い人は、昔のゲーム機のスプライトは、横にたくさん並べるとチラつく、と言う事実をご存じないかも知れませんね。 昔は、画面上を縦横無尽に動き回るキャラクターは、BGなどと違い、ビデオメモリー上にその実体を持っておらず(実体を持たない存在=妖精=スプライト、と呼ばれたと言う説あり)、水平走査線を描く都度、スプライトを合成表示していたのです。 つまり、スプライト表示用のメモリーは、水平走査線1本分(=ラインバッファ)しかないため、たくさんのスプライトを同時に表示させる余裕がなく、メモリーからあぶれたスプライトが、チラついたり消えたりしていたわけです。