※「函数」表記について 「函数」の「函」は中国語では「ハン」と読み、英語で函数を意味する"function"の"fun"からの当て字とされています。 日本でもしばらくは「函數」(「數」は「数」の旧字体)という表記が使われていましたが、第二次世界大戦後に、漢字全廃を目的とした「当用漢字」という物が出来、「函」は当用漢字表から外れました。当用漢字は常用漢字と違い、表外の漢字は使ってはいけない事になっていたため「函数」は「かん数」と書くしかありませんでした。しかし、それでは見栄えが悪いため、国語審議会は1956年7月5日に「同音の漢字による書きかえ」を発表し、「函数」を「関数」と書く事を認めました。 「同音の漢字による書きかえ」により書き換えられた熟語は、「摸索」→「模索」、「企劃」→「企画」、「活潑」→「活発」なとたくさんあり、その数は100個近くに及びます。 長文失礼しました。