BASICが全盛期だった頃、録音が出来る機械と言えばカセットテープが主流で、主にパソコンに繋いでデータを録音する専用のカセットレコーダ、通称『データレコーダ』というものが存在した。あの「ピ~ギャアアアアアア~」という音は、その当時のデータレコーダの音をそれらしく再現したものだった、という訳。 ちなみに、カセットテープでなくても、この0と1が判別不能にならない状態で録音出来るものであれば別に何でも良く(MP3とかの圧縮率によっては壊れるかも知れない)、『マイコンBASICマガジン』の付録CD-ROMには、オーディオトラックにこの音を収録するという形で、投稿プログラムの配布を行っていた時があった。また、シャープ提供のパソコン情報番組『パソコンサンデー』では、副音声からこの音を流す事で、番組内で紹介したプログラムを受け取る事が出来た。 様々なデータを音に変換する事で、こんな事も出来るのだ。(終)