スーパーカセットビジョンにも、『ベーシック入門』というソフトが存在した。 ただ、スーパーカセットビジョンには、外部にキーボード等を接続する端子が無かった為、本体のセレクトキーとコントローラーの組合せで命令を入力していった。 コントローラーのレバーを上下左右に倒してカーソル移動、本体のセレクトキーで文字を入力。トリガーを押しながら上下で、セレクトキーから入力する文字を切り替える。 例えばANDと入力したければ、セレクトキーに"A"が出るまでレバーを倒し続け、セレクトキーを押してAを入力、今度は"N"が出るまでレバーを倒し続ける…という地獄の作業の繰り返し(PRINTみたいによく使う命令は、一部セレクトキーの中に組み込まれている)。 プログラムはバッテリーバックアップ(カセット内に単3電池2本を入れる)で一つだけ保存出来たが、カセットに衝撃を加えただけで消えてしまうという脆いものだった。