2000年問題はオーバーフローなんでちょっと違うけどまあ似たようなものです。 浮動小数点数はスカラなんで扱いが楽なんですよね。 その扱いが楽なまま、異常値を表現できるのが nan のいいとこ。 整数だとこうはいきません。 ただし、表現できるのはたかだか一つの異常なので、異常が複数あれば nan 一個ではたりない。となるとやはりスカラじゃ無理ってことになります。 例えば気象観測ではデータには品質という属性があり、正常値を 100% できたら「完全」80%以上なら「準完全」・・・てなステータスがつきます。こうなるとスカラ一つでは表現できません。 vb系の object 型などは、スカラのようなものでありつつも、任意の属性を持てるのでこういうのには便利ですね。スプライトの spvar みたいな感じ。