乱数というのはランダムに見えて、実はランダムっぽいだけの値を計算で出しています。 RANDOMIZE という命令に「シード値」(シードIDとは別) というものを渡すことができますが、これが1つ目からの乱数を決める鍵になります。 たとえば、RANDOMIZE 0,100 と指定して「シード値」を100で初期化してから PRINT RND(100) を3回すると、かならず 61,44,21 という順番になります。こんな風に、同じシード値からは、必ず同じ順番で乱数が出てきます。 シードIDを使うと、これを8個まで別々に管理できます。通信を使って乱数を揃える場合や、乱数を使いつつも、同じ「シード値」を使って必ず同じ状況を作りたいとき、別のシードIDを使った方が都合が良くなるときに使います。