忘れないうちに一つのストーリーの原案を。 「訪ね人」 ある日、私の家へ一人のコートを着たやや背の高い男性が訪ねてきた。 「こういう人を探しているのですが」と顔のような絵が描かれた紙を差し出されたので見てみると、大変美しい男性の顔が描かれていた。 見たこともない顔なので、この人とどういう関係か聞いてみると、「親友だった。ある日突然いなくなったので連絡してみたが返信が無かったので、こうして訪ねて廻っている」とのことだった。 とりあえず近所の人に聞いておくから顔は受け取っておくというと満足そうな顔をしてその人は帰っていった。