山田洋次監督の『幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ』ってご存知ですか?殺人事件を起こして刑務所に服役していた夫が、妻に宛てて「もし自分の出所を待っていてくれるなら、家の軒先に黄色いハンカチを1枚、目印に掲げておいて欲しい」と葉書を出すわけです。出所した夫は、もはや妻が待っているはずがないと思いつつ、家に戻ってみると、そこには何十枚もの黄色いハンカチが掲げられていた、と。 さて、フラグとは、flag(旗)、つまり状態を表す目印のことです。「黄色いハンカチ」は「妻は夫の帰りを待っている」という状態を表すフラグだったと言えるでしょう。