話が脱線してなんですが。 変な事を吹き込むのも嫌だったので「蘭学事始」を流し読みしてきましたよ。 「蘭学事始」は杉田玄白が書いた回想録で、その中に「解体新書」の作った当時の事が書かれています。 それを読んだ上だと、玄白の本職が医者で、モチベーションは「翻訳したい」という欲求ではなく「医療に役立てたい」にあるのがわかってきます。 翻訳により貢献された人は「前野良沢」らしいですが、4年の歳月をかけ、入れ替わり立ち代り複数人※で、頑張った仕事あることがわかってきます。 そもそも辞書の語彙も少なく、文章のルールも余りよく分からない、文化もわからない状態で「未知の文章」を読んでしまったのが凄いね、と。 何か現在のプチコン界隈における状況に通じる所があり、興味深いです。 なお、玄白に至っては、アルファベットも知らない状態からのスタートだとか。