というわけで、原理自体は非常に単純ですが、PETIT PAINT QSPではさらなる工夫をしています。 それはメインループからVSYNCを削除しているというものです。 VSYNCは垂直同期とのタイミングを取るための命令であり、これを入れることで表示のちらつきを無くしたり(見えたらいけないものが見えないようにする)、1フレームごとに更新されるボタンやタッチなどの情報とのタイミングを取り誤判定が起きないようにすることが可能になります。 そのため本来はVSYNCはメインループには必ず入れるべきものですが、PETIT PAINT QSPでは入れなくてもタッチやボタン判定で問題が起きることはないし、VSYNCを入れないことでペンの太さに合わせたカーソル表示を可能にしています。