さすがに「複素数」「漸化式」などと言われても、中学生には何のこっちゃ?って感じですよね。実際には、同じ計算を繰り返し行うのがめんどくさいだけで、決して難しいものではありませんが。 さて、マンデルブロ集合とは、フラクタルの一種です。フラクタルとは、実際の定義は違うかも知れませんが、私の理解では、次の2つの特徴を持つ図形のことです。 ・規則性とランダム性が絶妙なバランスで混在している ・図形の一部分を拡大すると、元の図形の構造が現れる(自己相似性) フラクタルの実例は、雪の結晶、木の枝、砂漠の風紋、巻貝の模様、雲の形、地形など、自然界の至るところで見られます。