そもそも、じゃんけんの思考ルーチンなんてものは存在するのでしょうか? コンピュータが思考ルーチンの情報源として使用可能なのはプレイヤーが過去にどんな手を出したのかということです。 つまり、それを使うことで思考ルーチンを作ることが可能です。 しかし、どのように使うかで大きく変わってきます。 例1:プレイヤーがグーを出す割合が非常に高い→コンピュータはパーを出す確率を高くする これだと、グー、グー、グー、チョキ、チョキ、チョキ、パー、パー、パーのような手を出した場合にはどれも同じ確率で出していると認識されてしまいます。 例2:プレイヤーが前回グーを出した→それに勝てるパーを出す確率を高くする これだとグーを出したあとには高確率でパーを出すと分かってしまうのでプレイヤーはチョキを出せば高確率で勝てます。