最初に思ったのは「おもちゃ屋にある箱詰めパズルってどれも完成できるけど、もしも絶対完成できない箱詰めパズルがあったらどうなるだろうか?」とふと思いついたのがきっかけでした。最初は「絶対に完成できないパズルは欠陥品だ。おもちゃ屋に売られていないのも当然。」と思いました。しかし私はここで漫画「カイジ」の限定ジャンケン編における主人公カイジのセリフを思い出しました。「この限定ジャンケン、その本質は恐らく『気付き』のゲーム」です。限定ジャンケンはただのジャンケンではなく必勝法を思いつくかどうかが重要で、この漫画はその過程を読むのが面白いポイントでした。そこで私は思いました。「絶対不可能パズルは欠陥品だ。だがしかし欠陥があるからこそ『絶対不可能パズルは本当に絶対不可能だ』と気付く過程を体験できるソフトになりうるのではないか」と。そう思い実験的に作成・投稿したのが絶対不可能パズルでした。