魔物?「俺に考えがある。俺を連れていけ。」 ソイツは、同じように王様に宝を奪われようとしている者たちを集め、王様の元へ行くというのだ。 そんなことは王国に対する反逆だ! そんなタワゴトが簡単に信じられるか! 戦う姿勢を見せないソイツに嫌気が差し、近くの村へ戻ったのだが… あの魔物が言っていたタワゴトと同じような話が聞こえてきたのは、宿屋のベッドでようやく寝付こうとしていたときだった。